画像検査と機械学習の組み合わせで初発の統合失調症が分かる?

新しい機械学習の手法(いわゆる“ディープラーニング”など)によって、大量で複雑なデータをより柔軟に活かすことができるようになり、これまで不可能だった情報の活用が少なくとも部分的に可能にはなりました。
今回は、初めて統合失調症の症状が出現したと思われる患者さんを画像データから、機械学習を用いて、見分けることができるか調べた研究をご紹介します。
初発の精神病診断に機械学習と画像データを利用する
5つのデータセットに別れた956人(初発の統合失調症患者514人と対照としての健常者444人を含む)が調査の対象となりました。
これらの方たちにについて、様々なデータを従来の機械学習とディープラーニングによる処理に分けて、どの程度正確に、精神病と非精神病を判断できるかを調べました。