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発達早期の逆境が脳に与える機能的影響




人生での早期に虐待などの逆境体験をすると、その後の生活で精神疾患に罹患しやすい等、精神面で影響が生じることが指摘されてきました。


今回は、画像上の所見から発達早期の逆境体験がどのように脳に影響を与えるのかを調べた分析(メタ・アナリシス)をご紹介します。


Impact of early life adversities on human brain functioning: A coordinate-based meta-analysis

発達早期の逆境が脳に与える機能的影響


2001~2019年に発表された、発達早期の逆境体験の影響を画像検査で調べた研究68本(3,685人の参加者を含む)が分析の対象になりました。


画像データをこのような研究で良く使用される手法“activation likelihood estimation”で分析し、逆境体験の有無と画像所見との関連を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。


・蓄積されたデータからは、逆境体験と何らかの画像所見とか関連するということはありませんでした。


・検査法を均一化した後では、左側上前頭回、(感情処理の課題における)扁桃体中央部、(記憶処理課題における)左楔前部の機能的変化等が示されました。


要約:『発達早期の逆境体験の影響は、通常の分析では明らかではなかったが、分析方法の変更後では機能的変化が起こっている可能性が示された』


明らかな相違として示されたわけではありませんが、発達早期の逆境体験が、画像検査上の機能的変化として示される可能性を示していました。



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