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発達早期(診断前)の親による介入で自閉症スペクトラムの特徴が軽減するか?


自閉症スペクトラム障害において、親の養育の仕方でどのような効果があるのかについては多くの議論があります。


今回は、診断前の時期から始める親の養育の仕方で、自閉症スペクトラム障害の特徴にどのような変化があるのか調べた研究(2019年)をご紹介します。


Pre-emptive intervention versus treatment as usual for infants showing early behavioural risk signs of autism spectrum disorder: a single-blind, randomised controlled trial

発達早期に自閉症スペクトラム障害の傾向を認めた児に対する診断前の介入と通常診療の比較


オーストラリアにおける研究で、自閉症スペクトラム障害のチェックリスト: Social Attention and Communication Surveillance-Revised (SACS-R)で少なくとも3つ以上の特徴があった 生後9~14ヶ月の児(103人)が対象となりました。


全体をビデオによる親への養育に関するトレーニング(iBASIS-VIPP)を行うグループ50人と通常診療の53人に分け、6ヶ月後に特徴の変化があったか調べました。


結果として、以下の内容が示されました。