あまりにも辛いことがあり、一晩で頭が真っ白になったというエピソードが語られることがあります。
今回は、今まで科学的に立証されてこなかったストレスと白髪の関連について調べた研究をご紹介します。
生活上のストレスで生じる白髪と戻りの量的評価
14人のボランティアに日々の記録をつけてもらいその日のストレスを評価するとともに、高精度のスキャナーを用いて、ストレスと髪の色素との関連を分析しました。
結果として、ストレスが多い時には、色素が薄くなり、ストレスが軽減するとそれが回復する様子が観察されました。
つまり、“ストレスに応じて白髪になるというのは本当で、それは毎日起こっては回復するということを繰り返している”ことが示されました。
白髪だけではなく、実は老化現象自体が、毎日の出来事に反応して進んだり、止まったり、戻ったりを繰り返しているのではないかと議論されています。
私達が思うほど、加齢にともなう現象は直線的なものではなく、ある程度逆戻りも可能なのかもしれません。
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