
以前から、睡眠の質と循環器疾患のリスクの関連が指摘されてきました。
また、循環器疾患のリスクが多く、心臓の壁への負荷が大きくなると、壁を構成している筋肉が構造変化を起こし、心臓の左室心筋重量(以下、LVM)が大きくなると言われています。
今回は、子どもにおけるLVMの大きさと睡眠の質との関連を調べた研究をご紹介します。
Association of Sleep Quality With Greater Left Ventricular Mass in Children Aged 9 to 11 Years
9~11歳の子ども176人(黒人と白人がほぼ半数ずつ)が対象となりました。
加速度計をつけて、夜の睡眠の質を5回測定し、超音波画像で調べた心臓の構造との関連を検討しました。
結果として、以下の内容が示されました。
・LVMの大きさは、睡眠の質の低下と関連していました。
・他の心臓の構造変化(心臓壁の厚さ、右室のサイズ)についても、睡眠の質の低下と関連を示していました。
要約:『子どもにおいても、心臓の構造変化は睡眠の質の低下と関連を持っている可能性がある』
睡眠障害を主訴とする場合でも、リスクが高い場合には身体への影響を考慮する必要性を感じました。
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