神経障害性の慢性疼痛に対する非麻薬性鎮痛薬の第2相試験


慢性の強い疼痛に対する鎮痛の手段として、最終的には麻薬性の薬剤が使われることがあり、依存性や副作用が問題となります。


今回は慢性の強い疼痛(特に糖尿病関連の疼痛に)に有効性が高いとされる麻薬性ではない薬剤の臨床試験結果をご紹介します。


Biogen Announces Positive Topline Results from Phase 2 CONVEY Study in Small Fiber Neuropathy

バイオジェンが小径線維ニュー ロパチーに対する新薬の第2相試験の結果を発表


これはナトリウムチャネル遮断薬であるビクソトリジンの神経障害性の慢性疼痛に対する効果をみるための中規模の試験(第2相試験)です。


まず、256人の慢性疼痛に罹患した患者に対して4週間の投与を行い、次に用量による効果を調べるために、ビクソトリジンで効果のあった123人に対してさらに長期の試験(12週間)を行っています。


結果として、以下の内容が示されました。

①低用量(200mを1日2回)を用いた場合、平均の疼痛軽減が偽薬よりも勝っていた。

②高用量(350mgを1日2回)を用いた場合、平均の疼痛軽減において明らかな差は認められなかったが、“非常に良くなった”あるいは“とても良くなった”とする患者の割合は、明らかに多くなっていた。


つまり、“ビクソジンは概ね偽薬よりも慢性疼痛に良く効いており、用量による違いは今後の課題である”と言えそうです。


慢性のニューロパチーに対しては通常の鎮痛薬の効果が限定的であることや、麻薬を用いた場合の依存性が問題となっており、効果のある薬の登場が期待される内容でした。

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