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精神疾患と身体疾患を合併した場合における寿命への影響


精神疾患を発症した場合には、精神疾患の症状そのものを介した身体への影響(例: 不安やうつが強いと血圧が上昇する等)や自己ケア能力の低下(例:精神疾患があると糖尿病のケアで必要となる自己血糖測定等の精神的負荷のかかる作業ができなくなる)等が認められます。


今回は、精神疾患に身体疾患を合併した場合の寿命への影響について調べた研究をご紹介します。


精神疾患と身体疾患を合併した場合の死亡率


デンマークの疾患登録を用いた研究で、男女それぞれ約300万人(研究開始時、平均32.0歳)が対象となりました。


約50年の経過観察の結果として、精神疾患のみ/身体疾患のみ/両方なしの場合と比較して、精神疾患と身体疾患を合併した場合には死亡率が高く、平均寿命が短くなる傾向がありました(両方なしと比較して、死亡率は6倍近く、平均寿命は11年短くなっていました)。


つまり、“精神疾患と身体疾患を合併した場合には、それぞれ単独の場合よりも寿命への影響が大きくなるかもしれない”と言えそうです。


精神疾患や身体疾患の種類によっても異なるかもしれませんが、精神疾患と身体疾患を合併した場合には、通常の身体疾患のみのケアよりも状態の変化に注意する必要が有りそうです。

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