産後は女性にとってうつの発症リスクが高まる時期であり、次世代への影響も大きく、その予防が重要視されています。
今回は、家族に精神疾患の病歴があった場合とない場合で、どのように産後うつの発症リスクが異なるのか調べたメタ・アナリシス(複数の研究をまとめた分析)をご紹介します。
Family History of Psychiatric Disorders as a Risk Factor for Maternal Postpartum Depression
A Systematic Review and Meta-analysis
産後うつの危険因子としての精神疾患家族歴
産後うつと精神疾患の家族歴が含まれている研究26本(100,877人の参加者)が分析に含まれました。
結果として、出産した女性の家族に精神疾患の病歴がある場合では、ない場合に比較して、2倍近く産後うつの発症が多くなっていました。
多くの精神疾患の病歴を含んでおり、すべての研究で随伴する様々な要素の調整がしきれているか難しいところだとは思われますが、産後うつを予防する上で家族歴にも一応の注意を払う必要を感じました。
もりさわメンタルクリニック:https://www.morisawa-mental-clinic.com/
rTMS治療:
YouTubeチャンネル(オンライン講座):https://www.youtube.com/channel/UCd8RS50q_Ol_x82AL9hhziQ
Comments