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精神科医と行政機関の薬剤に関する認識の違い


アルコールや処方薬、まだ認可されていない幻覚剤等、様々な薬剤(物質)には有用性と望ましくない影響を及ぼす可能性がありますが、それぞれに関する評価には立場や経験によって様々な違いが生じます。


今回はアメリカの行政機関DEA:Drug Enforcement Administrationと精神科医の様々な薬剤に関する認識の相違を調べた研究をご紹介します。


Inconsistencies between national drug policy and professional beliefs about psychoactive drugs among psychiatrists in the United States

精神作用のある薬物に関する国の方針と専門家の認識の相違


オンラインでの調査を元にしており、精神科医181人(平均48.7歳、女性35%)が対象となりました。


対象者は薬剤を使用した4人の抑うつ患者の症例(使用薬剤は、シロシビン、メタンフェタミン、ケタミン、アルプラゾラム)にランダムに振り分けられ、その臨床例で使用された薬剤やアルコールに関して安全性、有益性、乱用の可能性について評価を行いました。


結果として、以下のことが分かりました。


・安全性順位 

行政機関1.アルプラゾラム 2.ケタミン 3.メタンフェタミン 4.シロシビン

精神科医1.ケタミン 2.シロシビン 3.シロシビン 4.メタンフェタミン


・有益性順位

行政機関1.アルプラゾラム 2.ケタミン 3.メタンフェタミン 4.シロシビン

精神科医1.ケタミン 2.シロシビン 3.アルプラゾラム 4.メタンフェタミン


・乱用可能性順位

行政機関1.シロシビン 2.メタンフェタミン 3.ケタミン 4.アルプラゾラム

精神科医1.アルプラゾラム 2.メタンフェタミン 3.ケタミン 4.シロシビン


要約:『アメリカの精神科医と行政では、薬物に関する安全性や乱用可能性の認識に大きなギャップが存在する』


アルプラゾラムは日本でも非常に頻用されている薬剤であり、乱用の可能性については再認識する必要性を感じました。



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#薬物乱用

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