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統合失調症の治療抵抗性と腸内細菌叢の関連

◎要約:『統合失調症の治療抵抗性やある種の薬剤の使用が、腸内細菌叢の分布と関連している可能性がある』





統合失調症やうつ病、発達障害等の疾病と腸内細菌叢との関連が指摘されてきました。


今回は、統合失調症の治療抵抗性(薬剤の効果が不十分である傾向)と腸内細菌叢との関連について調べた研究をご紹介します。


Associations of the Gut Microbiome With Treatment Resistance in Schizophrenia

統合失調症における治療抵抗性と腸内細菌叢の関連


治療抵抗性の統合失調症患者を含む97人(平均40.4歳、74%男性)が研究の対象となりました。


便サンプル中の細菌分布と統合失調症の治療抵抗性等との関連を調べています。


結果として、以下の内容が示されました。


・腸内細菌叢の変化は、治療抵抗性と(治療抵抗性の統合失調症に使用されることの多い薬剤である)クロザピンの使用と関連していました(腸内細菌叢の分布パターンで統合失調症はb2: 30%、治療抵抗性の統合失調症ではb2: 27%である等の変化)。


・腸内細菌叢の変化は人口統計的要素や生活様式、薬剤の副作用(便秘やメタボリックシンドローム)とは関連を示していませんでした。



治療抵抗性や薬剤(クロザピン)がどのように腸内細菌の分布に関わるのかは不明ですが、随伴する要素も含めて、今後の検証が期待される内容でした。

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