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統合失調症の陰性症状に音楽療法が有効か?


音楽療法の統合失調症に対する効果については、陽性症状(幻覚や妄想)についてはかえって悪化させるのではないか等の議論があります。


今回は、統合失調症の陰性症状(無為・無関心・活動性の著しい低下等)について、音楽療法の効果を調べた発表: American Psychiatric Association (APA) 2023 Annual Meetingがありましたのでご紹介します。


発表者のDr Amy Agrawalは、妄想型の統合失調症である自分の姉妹が、音楽に触れることで穏やかになり、元の彼女に戻った体験をしたこと等が契機となり、音楽療法に興味を持ちました。


音楽療法に関する文献調査を行ったところ、近年多数の統合失調症に対する音楽療法の論文が発表されていることが分かりました。


しかし、環境のセッティングや提供者がトレーニングを受けた専門家であるかが不明確であること、効果の定量化が不十分等の問題点がありました。


一方で、大まかに言って、音楽療法は統合失調症の睡眠障害やモチベーションの低下等の陰性症状には効果を上げていることも分かりました。


要約:『統合失調に対する音楽療法は、睡眠障害や陰性症状の改善の点で効果があるかもしれない』


音楽療法を受けた場合には、自分の感情を開示した会話が増える等、親密なコミュニケーションを促進する効果もあるようです。今後、効果を定量的に調べた研究等が期待される内容でした。



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