網膜の層の厚さでアルツハイマー病のリスクが分かるかもしれない


以前から、網膜の状態と認知能力との関連が指摘されてきました。


今回は、網膜の層の厚さと認知能力との関連について調べた研究をご紹介します。


Association Between Retinal Layer Thickness and Cognitive Decline in Older Adults

高齢者における網膜層厚と認知能力低下の関連


60歳以上の高齢者430人(女性208人)が対象となりました。


研究開始時点での網膜神経線維層厚 retinal nerve fiber layer (RNFL) と認知能力の尺度、糖尿病、高血圧、アルツハイマー病に関連する遺伝子等について調べ、RNFLと認知能力との関連を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。

①開始時点のRNFLが薄いとその後の認知能力低下が大きくなっていました。

②ある値よりもRNFLが薄いと認知障害とアルツハイマー病の頻度が高くなっていました。


つまり、“網膜の神経層が薄いと認知能力低下をきたすリスクが高くなるかもしれない”と言えそうです。


網膜は神経や血管が比較的観察しやすい部位であり、脳の状態を示す情報として意義が大きいと思われました。

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