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執筆者の写真もりさわメンタルクリニック

線維筋痛症の有病率




“線維筋痛症”では、はっきりとした原因が特定できないにも関わらず、長期にわたる広範囲の痛みやこわばりを経験します。


今回は、線維筋痛症の有病率に関する報告のまとめ(メタ・アナリシス)をご紹介します。


Prevalence of fibromyalgia in general population and patients, a systematic review and meta-analysis

線維筋痛症の有病率


線維筋痛症の有病率を内容として含んだ65本の論文(3,609,810人の参加者を含む)が分析の対象となりました。


結果として、以下の内容が示されました。


・一般人口も含めた全体の有病率は1.78%でした。


・性別、特定の疾患(状態像)における有病率は、 女性3.98%、男性0.01%、リウマチ科や内科への紹介患者15.2%、過敏性腸症候群12.9%、血液透析6.30%、2型糖尿病14.8%となっていました。


要約:『線維筋痛症の一般人口における有病率は1~2%程度で、特定の疾患や状態像で有病率が上昇するかもしれない』


以前から言われているように、(合併する疾患の傾向から考えると)全身性の炎症が関与している可能性が考えられますが、現時点では不明な点が多く、今後の原因や病態に関する解明が待たれる疾患です。



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