脳のストレスによる反応と狭心症の関連


興奮するような出来事があると、交感神経の活動が活発となり、血管の収縮から血圧が上昇するというしくみについては良く知られています。


これと関連して、心臓を栄養する血管が狭くなり、胸が苦しくなる疾患として有名な「狭心症」について、ストレスに対する脳の反応と関連して調べた研究をご紹介します。


Association Between Mental Stress-Induced Inferior Frontal Cortex Activation and Angina in Coronary Artery Disease

ストレスによる下前頭葉の活性化と狭心症の関連


心臓を栄養している冠動脈の疾患に罹患している148人(平均62歳、69%が男性)について脳の活動と胸痛発作の頻度の関連を調べました。


結果として、脳の中でストレスに関連する領域として知られる下前頭葉の活動が活発になるほど、胸痛発作の頻度が増す様子が示されました。


また、狭心症の重症度と脳の下前頭葉の活動レベルとの関連についても示されました。


つまり、狭心症発作はストレスに関連して惹き起こされる場合があり、脳の中でも下前頭葉の活動によって確認できる割合が多いということのようです。


ストレスの影響は全身の疾患で証拠がありますが、ストレスを軽減する対処によって脳の過剰な反応を防ぎ、身体への影響も軽減できる可能性が考えられました。

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