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脳内アミロイドの上昇は早期アルツハイマー病の指標となるか?


アルツハイマー病では“アミロイド”と呼ばれる物質が脳内に溜まることが知られています。


この物質に関連する治療として、無症候性のアルツハイマー病に対する抗アミロイド治療に関する研究 Anti-Amyloid Treatment in Asymptomatic Alzheimer disease:通称 A4 Study等、ごく早期のアルツハイマー病に対する治療法が研究されています。


特に早期にアルツハイマー病の兆候を発見し、治療を開始することが重要と言われており、治療法自体も重要ですが、いかにして早期に症状のない状態のアルツハイマー病を発見するかが課題となっています。


今回は、明らかな症状のないアルツハイマー病では、脳内のアミロイド濃度が有用ではないかという内容の論文を紹介させてください。


Association of Factors With Elevated Amyloid Burden in Clinically Normal Older Individuals

臨床的には異常のない高齢者におけるアミロイド負荷の上昇と諸要素との関連


脳内のアミロイド濃度を知るための画像: Amyloid PETが4,486人(平均71.29歳、59%女性)について得られました。