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腸内細菌の分布により知的能力が異なる


昨日は、乳児から幼児期にかけての細菌叢の変化が、2歳児の精神症状に影響するとの内容でした。


今日も、引き続いて腸内細菌の話題についてお伝えします。


かなり以前の論文になりますが、腸内細菌の分布について分類を行った結果についての論文です。


幼児の腸内細菌叢が知的能力と関連する


通常の発達過程を経た1歳児の89人が調査の対象となりました。


1歳の時の腸内細菌叢を調べ、2歳の時の知的能力、脳の形態(MRI画像)を調べました。


結果として、1歳時の細菌叢分布により3つに分けたグループで、2歳時の全体的な知的能力、視覚認知、言語表出に明らかな違いが生じていました。しかし、形態的な変化(MRI画像)は明らかではありませんでした。


どのような要因によってこれらの違いがもたらされるのか、食事内容・環境・薬物摂取の有無等に関する相違は不明です。


昨日お伝えした精神症状に対する影響のみではなく、知的能力全般への影響等、腸内細菌叢の違いは発達全体に影響を与えている可能性を示していると思われました。


#腸内細菌

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