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自己免疫性疾患と周産期うつ病



◎要約:『周産期うつ病と自己免疫性疾患はお互いに双方向の関連性を持っている』



うつ病と炎症性疾患(あるいは血液検査で分かる炎症の所見)との関連が指摘されてきました。


今回は、自己免疫性疾患と免疫機能が変動する時期である周産期におけるうつ病との関連を調べた研究をご紹介します。


Bidirectional association between autoimmune disease and perinatal depression: a nationwide study with sibling comparison

自己免疫性疾患と周産期うつ病の双方向的関連性


スウェーデンにおける研究で2001~2013年に妊娠した1,347,901人の中から、周産期のうつ病に罹患した55,299について、両親が同一の姉妹との比較を行いました。


結果として、以下の内容が示されました。


・自己免疫性疾患に罹患した場合には周産期うつ病のリスクが30%上昇し、逆に、周産期うつ病に罹患した場合には自己免疫性疾患のリスクが30%上昇していました。


・上記の双方向の関連性は、特に他の精神疾患の合併がない場合に顕著でした。


・自己免疫性疾患の中では、特に多発性硬化症において関連が強くなっていました。



うつ病については、今までにも炎症所見との関連性が指摘されてきましたが、自己免疫性疾患と共通のしくみをもっている可能性が想像される内容でした。

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