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自閉スペクトラム症の精神疾患に関する性差


自閉スペクトラム症では、緊張や不安が強く、精神疾患の2次的な発症が多いと言われています。


今回は、自閉スペクトラム症における精神疾患発症の性別による差異について調べた研究をご紹介します。


Sex Differences in Mental Health Problems and Psychiatric Hospitalization in Autistic Young Adults

若年自閉スペクトラム症の精神疾患や入院に関する性差


1,335,753人(自閉スペクトラム症20,842人)を、16~24歳で経過を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。


・自閉スペクトラム症の女性は、男性よりも、他の精神疾患を合併している割合が多くなっていました(100人あたりで比べると、女性77人 vs 男性62人)。


・合併する精神疾患としては、不安障害、うつ病、睡眠障害が多くなっていました。


・入院についても同様で、自閉スペクトラム症の女性の方が男性よりも多くなっていました(100人あたりで比べると、女性32人 vs 男性19人)。


要約:『自閉スペクトラム症では女性の方が、男性よりも精神疾患についての合併率、入院率が高いかもしれない』


自閉スペクトラム症は男性に多いと言われていますが、2次障害に関しては女性において多くの注意が必要なのかもしれません。




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