自閉スペクトラム症に関して、様々な脳の画像検査上の特徴が指摘されてきましたが、今のとこ多くの議論があり、一致した見解に至っていません。
今回は、自閉症スペクトラムの画像診断が可能か、様々な診断基準のしくみ(アルゴリズム)を用いて調べた研究をご紹介します。
Insights from an autism imaging biomarker challenge: promises and threats to biomarker discovery
自閉症の画像所見による尺度
2,000例以上の画像データについて、146の診断する仕組み(アルゴリズム)を用いて診断を行い、その正確さを調べました。
そのうち、ベスト10に選ばれたアルゴリズムは統計数値のAUC(Area Under the Curve)
で0.80に近い数値で、現在入手可能な遺伝的な診断よりも高い精度となっていました。
要約:『MRI画像による診断は、アルゴリズムによっては、診断の参考となり得るかもしれない』
認知症ほどではないかもしれませんが、将来的には自閉スペクトラム症の診断において、画像検査が一定の地位を占める可能性が考えられました。
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