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若い世代における抗精神病薬の影響




抗精神病薬は統合失調症等のいわゆる“精神病”だけではなく、不穏や興奮、抗うつ薬の効果増強、気分の安定、不眠等に対して広く使用されています。


今回は、アメリカの若い世代に関して、抗精神病薬の影響を調べた研究をご紹介します。


Antipsychotic Medications and Mortality in Children and Young Adults

子どもと若年成人における非定型抗精神病薬と死亡率


重篤な身体疾患や精神病のない5~24歳の2,067,507人(平均13.1歳、51.3%が男性)が対象となりました。


抗精神病薬の量(クロルプロマジンという基準となる抗精神病薬での換算量)と年代とで死亡率への影響を調べています。


結果として、以下の内容が示されました。


・抗精神病薬の量がクロルプロマジン換算量で100mgより大きい群では死亡率が高く(ハザード比1.37倍)、それ以下では影響を認めませんでした。


・年代が18~24歳では死亡率の上昇を認めていました(ハザード比1.68倍)が、5~17歳では影響を認めませんでした。


要約:『抗精神病薬を若い世代に用いた時、高用量や18歳以上で死亡率への影響を認める可能性がある』


原因までは分かりませんが、高用量が必要な病態そのものや副作用の影響の可能性も考えられました。

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