若い時の循環器系の危険因子が認知機能低下に関連する


BMI(体格や肥満度の尺度)や血圧等の循環器系の危険因子が、認知機能低下と関連することが指摘されてきました。


今回は、循環器系の危険因子で主なものについて、大きな規模で認知機能に対する影響力を調べた研究をご紹介します。


Cardiovascular Risk F actors Across the Life Course and Cognitive Decline:

A Pooled Cohort Study

長期経過における循環器系危険因子と認知機能低下について


4つのコホート(研究対象の集団)を合わせて、15,001人(18~95歳)が対象となりました。


これまでの資料から、循環器系危険因子の中でも影響力が大きいと思われる4つの因子(BMI、収縮期血圧、空腹時血糖、トータルコレステロール)に焦点を当てて、20代、30代のこれらの因子が長期的に認知機能に与える影響を調べています。


結果として以下の内容が示されました。

①経過中どの時期においても、BMI、空腹時血糖、収縮期血圧は高齢期の認知機能低下に関連していました(コレステロールについては明らかではありませんでした)。

②特に20~30代の循環器系危険因子の影響が大きく認知能力テスト(今回はDigit Symbol Substitution Test とMini–Mental State Examの一部を使用)で、3~4ポイントの低下を示していました。


つまり、“若いうちから肥満や血圧に気をつけておくと、年をとってから認知症を防げるかもしれない”と言えそうです。


心臓など循環器系にとって良い生活・習慣は、長期的に認知機能に良い影響を与える可能性が高いと思われました。

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