若い時の脈拍・血圧で精神疾患を予測できるか?


昨日は、睡眠中の脈拍の特徴を捉えることにより、うつ病の診断が可能であるか調べた研究をご紹介しました。


今回は、スウェーデンにおける男性の徴兵時資料(18歳の時)を用いて、その後の精神疾患との関わりを調べた研究をご紹介します。


Association of Resting Heart Rate and Blood Pressure in Late Adolescence With Subsequent Mental Disorders

A Longitudinal Population Study of More Than 1 Million Men in Sweden

思春期後期の安静時脈拍・血圧と精神疾患との関連


上記のように徴兵時(平均18.3歳)における100万人以上のデータを用いて、全国の疾病登録データから調べた精神疾患との関連を調べた研究です。


結果として、以下の内容が示されました。

①82/分以上の脈拍数は62/分未満よりも、強迫性障害(69%のリスク上昇、以下の%も同様)、統合失調症(21%)、不安障害(18%)に罹患しやすい傾向がありました(高い血圧も同様の傾向を認めていました)。

②低い脈拍数や血圧は物質関連障害や暴力犯罪が多い傾向と関連していました。


つまり、“若年時の脈拍や血圧は精神疾患と何らかの関連を示し、特に高い脈拍数や血圧は強迫性障害のリスク上昇をもたらしていた”ということになります。


身体的な特徴(自律神経の反応)と精神疾患との関連を示す興味深い結果でした。

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