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執筆者の写真もりさわメンタルクリニック

若年者の自殺リスク分類


今回は、重度の自傷(生命に関わるような状態を含む)についての発生リスクを研究した論文をご紹介します。


Characteristics Associated With Serious Self-Harm Events in Children and Adolescents

児童思春期の重度自傷と関連する特徴


アメリカの児童思春期専門病院に精神神経疾患で入院した1,098人の子ども(平均14歳)を対象に調べています。


重度自傷の発生リスクについて、以下の分類になっていました。


・低リスク(全体平均より低いリスク):5~9歳である、精神疾患の診断がついていない等。

・中リスク(全体平均と同じリスク):精神疾患の診断がついているが、うつに関する診断はない。


・高リスク(全体平均より高いリスク。オッズ比5.09倍):14~17歳の女性、うつや不安、物質障害、心的外傷、パーソナリティ障害、摂食障害を含んでいる。


・非常に高リスク(全体平均より非常に高いリスク。オッズ比7.21倍):10~13歳の男性、うつや不安は高リスクと同様、双極性障害、ADHD、発達障害、行動障害を伴う知的障害を含んでいる。


気分障害に加えて、衝動性の高い場合や知的レベルが低下している場合に、より高リスクとなる傾向を感じました。



もりさわメンタルクリニック:https://www.morisawa-mental-clinic.com/

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YouTubeチャンネル(オンライン講座):https://www.youtube.com/channel/UCd8RS50q_Ol_x82AL9hhziQ

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