血液検査で得られる情報と人工知能による分析でアルツハイマー病の診断ができる?



アルツハイマー病は一般的にはまだ経過と画像所見から診断されることが多いと思われますが、様々な検体検査による診断法が開発されています。


その中でも、クリニックで可能な血液のみでの正確な検査が模索されています。


今回は、晩発性のアルツハイマー病が通常の血液検査のみで診断できるか調べた研究をご紹介します。


Artificial intelligence and leukocyte epigenomics: Evaluation and prediction of late-onset Alzheimer’s disease

人工知能と白血球の遺伝情報: 晩発性アルツハイマー病の評価と予測


24人ずつの晩発性アルツハイマー病の罹患者と健常者が研究の対象となりました。


通常の採血で得られる白血球からの遺伝情報を、人工知能を用いて分析しました。


いくつかの分析方法がとられ、いずれも有効でしたが、中でもディープ・ラーニングの手法で、ある遺伝子領域(CpG部位と呼ばれる部分)を分析したところ、晩発性アルツハイマー病の診断で感度と特異度が97%という結果が得られました。


つまり、“通常の血液検査から得られる遺伝子情報で高い精度の診断が可能かもしれない”という結果でした。


分析には時間とコストがかかりそうでしたが、今後実用化が期待される内容でした。

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