診断をつけることによる影響
- もりさわメンタルクリニック
- 2023年1月28日
- 読了時間: 1分

先日、ADHDの診断をつけることの影響について調べた研究をご紹介しました。
今回は、一般的に診断(がん以外)をつけた時の影響について調べた文献調査(システマティック・レビュー)をご紹介します。
Consequences of a Diagnostic Label: A Systematic Scoping Review and Thematic Framework
診断名をつけることの結果
診断名の機能を内容に含む146の研究(オリジナルが128、レビューが18)が、調査の対象となりました。
診断名の機能は以下のようなものがあげられました。
・心理的インパクト(ポジティブ/ネガティブ、社会的/自己の同一性、偏見)
・サポート(増加、減少、関係性の変化、専門家との交流)
・将来の計画(行動、不確定要素)
・行動(利益のある、不利益な変化)
・治療効果への期待(ポジティブ/ネガティブな経験)
要約:『診断名をつけることによる影響はポジティブ/ネガティブ、心理的/個人的/社会的なもの等、非常に多岐にわたる』
診断を伝える時には、そのことによりどのように心理的、社会的影響を与えるのかにも検討が必要であると思われました。
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