元の食材からの加工の度合いが高い食品(ピザ、チョコレート、クッキー、チップスなど)について“超加工食品(ultra-processed food )”と呼ぶことがあります。
人口の2割程度が超加工食品への依存があると言われており、健康への影響が懸念されています。
今回は、超加工食品への依存を改善するプログラムの効果を調べた研究をご紹介します。
Low carbohydrate and psychoeducational programs show promise for the treatment of ultra-processed food addiction
超加工食品(ultra-processed food )への依存を改善する低炭水化物心理教育的プログラム
食行動に対するコントロール喪失等の自覚症状のある103人(出身国イギリス32人、アメリカ33人、スウェーデン38人)が対象となりました。
依存の概念、脳の生理学、低炭水化物食に関する計画、自己評価等のプログラムをオンラインで10~14週行いました。
結果として、以下の内容が示されました。
・食行動に対するコントロール喪失などの症状が軽減されました。
・精神状態(mental well-being)の指標が改善されました。
・体重の減少( 平均ー2.34 kg)を認めました。
要約:『オンラインでの食行動プログラムは超加工食品への依存を改善する可能性がある』
診断が自覚症状である点など、研究計画は厳格ではないかもしれませんが、実際上健康に有益なプログラムである可能性が高いと思われました。
もりさわメンタルクリニック:https://www.morisawa-mental-clinic.com/
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