運動量とうつ病リスクとの関連


定期的に運動することがうつ病や病的な不安の予防に良いことが指摘されてきました。


今回は、どのくらいの運動をするとうつ病を少なくできるのかリスクの軽減の度合いを調べた分析結果(メタアナリシス)をご紹介します。


Association Between Physical Activity and Risk of Depression

A Systematic Review and Meta-analysis

身体的活動とうつ病リスクの関連


運動の強度とうつ病の発症リスクとの関連をテーマとしている前向き研究(研究の起点から未来の結果を得る研究)15本(約200万人の参加者を含む)が分析の対象となりました。


研究結果をまとめて、運動量とうつ病の発症リスクの関連を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。

①全体として、運動量とうつ病の発症率は逆相関(一方が多ければ、もう一方が少ない関係)で、グラフ化すると運動量が少ないところで傾きが急な曲線のカーブを描いていました。

②4メッツ・時/週程度(1日に60分速く歩く程度)でも、18%うつ病の発症率を軽減する効果を認めていました(8.8メッツ・時/週だと、25%。運動強度をジョギングやテニスを1時間くらいに上げる必要がある)。


つまり、“少ない運動強度・量でもうつ病発症を少なくする効果はあるが、推奨量ま強度・量を上げるとさらに発症を抑える傾向がある”と言えるかも知れません。


1日に1時間も速歩きをすると疲れそうな気もするのですが、大きな規模で調べてみると運動はうつ病抑制に明らかに効くようです。

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