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遺伝子から見たBMI(体格の指標)と精神疾患の関連


精神疾患に罹患された方は平均的に寿命が短くなる傾向があります。


その原因に関しては循環器疾患の合併や自己ケア能力の低下等諸説がありますが、今回はBMI(体格の指標)と精神疾患の関連について遺伝子から調べた研究をご紹介します。


Shared Genetic Loci Between Body Mass Index and Major Psychiatric Disorders

A Genome-wide Association Study

BMIの傾向と主要な精神疾患に関して共有される遺伝子座


1,380,284人のサンプルデータについてゲノム全体に関する遺伝子の関連が調べられました。


全部で11の共有する遺伝子座が見つかり、そのうちBMIの増加と関連していたのは、統合失調症で34%、双極性障害52%、うつ病で57%でした。


結果をみると、何らかの体格を左右する遺伝子との関連は多いものの、必ずしも肥満の傾向と関連するわけではなく、逆にBMIが減少する傾向と関連する場合もあるということが分かります。


上記の内容より、体格に影響を与える身体の代謝や脂肪沈着のしくみと精神疾患における発達や神経伝達のしくみに共通の経路がある可能性が示唆され、今後ますます身体と精神の相互影響に関する理解が重要であると考えられました。


#遺伝学 #肥満

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