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高齢期の自殺の危険性を評価する上で、「希死念慮の活性化」より「死を期待する気持ち」が大切である


高齢者のうつや自殺について、重度の疾患や単独生活、交流の低下等、様々な要素が指摘されてきました。


今回は、特に希死念慮に関する質問のうちどのような要素が、その後の自殺につながっているのかを調べた研究をご紹介します。


Life-Weariness, Wish to Die, Active Suicidal Ideation, and All-Cause Mortality in Population-Based Samples of Older Adults


スウェーデンにおける研究で、イェーテボリ(スウェーデン第2の大都市)に住む79歳以上の高齢者2,438人が対象となりました。


下記のような質問が設定されていました。

1) 人生は生きるのに値しないと思いますか?

2) もう死んだ方が良いと思いますか?(例えば、明日の朝目覚めない方が良いとか)

3) 本当にはしないとしても、自殺について考えたことがありますか?

4) 自殺の計画や方法について具体的に考えたことがありますか?

5) 実際に死のうとしたことがありますか?


結果として、上記のうち2)の質問に対して肯定の回答した場合が最も自殺の危険性が高く(ハザード比2.01倍)、たとえ3)から5)の質問に肯定だったとしても危険性の上昇は1.10倍にとどまっていました。


要約:『高齢期の自殺の危険性は本来的な意味での死への期待が大きな影響力を持っている』


支援者としては上記の質問のうち具体性や自殺企図の既往に注目する傾向がありますが、実際には死への期待や希望を深く尋ねることが重要であることが感じられました。



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