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高齢者における生活習慣と認知能力


先日、生活習慣が認知能力の経過に与える影響についてお伝えしました。


今回は、少し以前の論文(2019年)ですが、高齢期における生活習慣とその時点での認知能力との関連を調べた研究をご紹介します。


Demographic and Lifestyle Factors and Memory in European Older People

https://www.mdpi.com/1660-4601/16/23/4727

人口学的要素と生活習慣が記憶に与える影響


ヨーロッパの大規模な研究 Survey of Health, Ageing, and Retirement in Europe (SHARE)のデータを元にしている研究で、23,641人(平均70.2歳)が対象となりました。


結果として、記憶に影響する要素として以下の内容が示されました。

<記憶に悪い影響を与える要素>

・年齢

・身体的制限

・過去のアルコール問題

・喫煙(短期記憶のみ)

・長期の病気(女性の長期記憶のみ)