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麻薬使用と不整脈




◎要約:『新たに麻薬の使用を開始した場合には、不整脈の出現が増加する可能性がある』

※今回から要約を最初にさせてください。


麻薬について、娯楽目的の使用は認められていなくても、慢性的な疼痛に対して等、医療用の使用が認められている国が多く存在します。


今回は、医療用の麻薬使用を新たに開始した場合の循環器疾患のリスクに関して調べた研究をご紹介します。


Cannabis for chronic pain: cardiovascular safety in a nationwide Danish study

慢性疼痛に対する麻薬: 循環器疾患に関する安全性


デンマークにおける研究で、慢性疼痛の診断を受けて麻薬の使用を開始した5,391人と、性別・年齢を一致させた26,941人(比較のためのグループ)が対象となりました。


循環器疾患のリスクに関して、2つのグループを比較しました。


・開始から180日間で新たに不整脈(心房細動・粗動き、心室性期外収縮、伝導障害など)が出現したのは、麻薬使用あり0.8% vs なし0.4%で、相対的なリスクは2.07倍になっていました。


・急性冠症候群(心臓を栄養する血管の狭窄に由来する症候群)については、明らかな違いはありませんでした。




慢性疼痛緩和のために行われる規定量内の麻薬使用においても身体的影響の出現する可能性を感じました。

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