麻薬性鎮痛薬の使用とうつ病で共有される遺伝的傾向

因果関係のしくみは明確ではありませんが、オピオイド(麻薬性鎮痛薬)の使用とうつ病・不安障害等との関連が指摘されてきました。
痛みとうつ病とは合併することも多く、単純な対処的行動として鎮痛薬の使用を理解することも可能と思われます。
今回は遺伝的傾向として、麻薬性鎮痛薬に頼りやすい傾向とうつ病やストレス性精神疾患には関連性があるのではないかという内容の研究をご紹介します。
Prescription Opioid Use and Risk for Major Depre ssive Disorder and Anxiety and Stress-Related Disorders
A Multivariable Mendelian Randomization Analysis
麻薬性処方薬とうつ病・不安・ストレス障害発症リスクの関連
大規模な遺伝子データベースを用いた研究で、737,437人の遺伝子情報が分析の対象となりました。
メンデルランダム化という遺伝的なラ