鼻腔エスケタミンに重大な副作用の可能性


他の薬剤が効きにくい“治療抵抗性”のうつ病に対して、2019年に鼻腔に使用するエスケタミンという薬剤がアメリカで認可されました。


今回は、このエスケタミンに重大な副作用の可能性があるという内容の報告をご紹介します。


Disproportionality Analysis of Spontaneous Reports Submitted to the FDA Adverse Event Reporting System

FDA(アメリカ食品医薬品局)の副作用レポートシステムの報告分析


962人の患者における2,274例のエスケタミン関連の副作用(一人あたり平均2.4例の副作用)が分析の対象となりました。


389人の患者については副作用が重大で、22例の死亡を含んでいました。


症状として多かったのは、解離・鎮静・酩酊感・希死念慮・自殺等で、他の薬剤に比べて4倍程度副作用が多いという分析結果でした。


認可される際には合併疾患がない等の条件で試験を行う等、現実の世界とは条件が異なります。


今後も、使用する場合の条件などについて追加される可能性があり、注意が必要であると思われました。

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