健康的に過ごせば、それだけ寿命が伸びるし、認知症にもなりにくい。
そんなことは承知しているけれど、色々なことをがまんしたり、嫌なことをしたりしてまで、長生きもしたくない……そういう話もよく聞きます。
実際に、やらない方が良いこと、したほうが良いことの情報は氾濫していて、全部取り入れたら、窮屈な生活になりそうな気もします。
今回は、この種の提案としてしては、かなりシンプルな結果となっています。
健康的な生活様式とアルツハイマー病のリスク
別に行われた2つの経過観察を行うタイプの研究のデータを用いています。凡そ6年ほどの経過観察期間で、合わせて600人ほどの参加者を得ています。
まず、ここで効果を調べている健康的な習慣は以下のようになります。
①タバコをすわない
②1週間に2時間半の運動
③軽い飲酒
④野菜や全粒粉、豆、オリーブオイル、魚、鶏肉等が中心の食事(地中海式ダイエット)
⑤高齢になっても知能を使った活動を保つ
以上の習慣のうち、2~3個できていると37%、4~5個だと60%アルツハイマー病のリスクが低下するという結果になりました。
生活全般に及ぶ習慣が多いですが、4つできて6割減というはかなりお得な結果であるように思われました。
#アルツハイマー病
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