世界中では40秒に一度自殺で死亡する人がおり、自殺は15~29歳の死因の第2位となっているとのことです。
この度Facebookが、自殺の可能性を探知するようプラグラムされたAI(人工知能)で、危険性の高いメッセージを抽出し、自殺の予防対策に役立てる取り組みについてプレスリリースを行いました。
どのようにFacebookのAIは自殺予防に役立つか
①自殺願望(希死念慮)があるかどうか、まずは言葉の組み合わせからAI(判断プログラム)が判定する。
②発信された本文やコメントが、自殺の可能性があるとして以前に確定されたデータと近似性があるかで自殺の可能性を測定する。
③他の測定可能な要素(発信された時間帯や曜日など)も学習アルゴリズム(AIの学習機能の中枢)に取り込んだ上で、自殺の可能性を判定し、結果として出力する。
以上のような過程を経て、自殺の可能性があると判断されたデータがトレーニングを受けた専門的チームに届き、本人への対応(様々な助けを求める選択肢の提示、地域の専門的相談機関への情報提供)が行われます。
Facebook広報担当者の談話の中にありましたが、自殺を予防するために最も有効な手段の一つは、心配した家族や友人からの連絡であると言います。
こうした取り組みで少しでも、人間どうしのつながりを強めることができればと思いました。