
この本のタイトルを見て
パフェかよ!? よりによって……。
とインパクトから入りました。
SNS、会社、友達、場合によっては自分からさえも……認めてもらえない、愛されない、非難され、傷つきまくって血だらけになる。もう、出血多量で瀕死ですよ?
そんな状況で苦しむ人たちにむかってこの本は描(書)かれています。そして、この本を読んでいると、そうじゃない人って少ないかも……とも思います。この本は、「生きる」をしているみんなに向かって次のように囁いている本なんだと。
「こんなふうに考えると少し肩の力が抜けるかも?……です。」
場面を
1. SNSのモヤモヤ
2. 人間関係のモヤモヤ
3. 職場のモヤモヤ
4. 自分のモヤモヤ
に分けて、著者が人に言われて楽になったこと、ふと気づいたこと等、「そうか!(目から鱗だけじゃなくて、魚も出ちゃうよ!)」というほどではないけど、「ま、そういう考え方も、あるかもね……フウ」とちょっとした脱力も含んだ納得感をくれるアドバイスが続きます。
人がくれるアドバイスって、「そんなの貴方の価値観ですよね? そうですよね!」って、ちょっと反発したくなるようなこともあるかもしれませんが、こういう「そっとした」提案だと「受け入れる自由」も、「受け入れない自由」も付属しているような気がします。
例えば、スマホを見て、一緒にいる人とのコミュニケーションがおろそかになっているとき……
「目の前にいる人を透明人間にしてまで見なけれいけないこと?」と自分に聞いてみる
嫌な人のことをずっと考えてしまうとき……
嫌な人のことを考えるのは、一緒に住んで家賃を払ってあげてるのと同じ
と考えてみる。
……嫌だな。それは。そう感じると、それまで嫌な考えや感じ方にはまっていた自分から、ちょっと離れられるような気がしました。
そして、毎日「生きる」をやるためには、この「ちょっと」が大切なのだと。
この本を読んで強く励まされている感じはしないかもしれません。
ただ、なんとなく「大変だけど、なんとかやっていきましょうか?」と伴走者を得られたようなそんな気持ちにさせてくれる1冊です。