top of page

抗うつ薬の止め方について


うつ病がほぼ軽快した状態でも、抗うつ薬の服用を続けていらっしゃる方は多いと思います。

その理由としては抗うつ薬の離脱症状もあるかもしれませんが、一番多いのはうつ病の再発・再燃に対する不安ではないでしょうか?

アメリカでは抗うつ薬の平均服用期間は5年間に及ぶと言われます。

日本で中等度以上のうつ病で抗うつ薬の処方を開始した場合、実践上、症状が安定した後も3か月~半年程度の観察期間を置くことが多いと思われます。

症状が再び出現するのを警戒してのことではあるのですが、これだけ投与期間が長期に及ぶと、本来の病状以外にも脱習慣化による不安が重複し、より薬剤の中止をめぐる心理的状況は複雑になるような気がします。

今回は、抗うつ薬を止める時に心理療法を追加した場合の、再発率の変化について調査した研究です。

Managing Antidepressant Discontinuation: A Systematic Review

抗うつ薬の中止を管理する