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鈍感な世界に生きる敏感な人たち イルセ・サン著


まず、帯の文句を抜粋させてください。

「なぜこんなに音・におい・相手の表情が“気になってしかたがない”のか?」

上記のような疑問に直面されている人は多いのではないでしょうか?

そういう場合のすべてに該当するわけではないかもしれませんが、生き方のヒントになる考え方の一つに“HSP:Highly Sensitive Person(とても敏感な人)”というものがあります。

本書は牧師・心理療法家である著者が、自身もHSPであることを生かし、共感をもってHSPの生き方のヒントを示した本です。

本書の冒頭のところでは、HSPを以下のように説明しています。

「世の中のおよそ5人に1人がHSP( Highly Sensitive Person:とても敏感な人)だといわれてい ます。HSPは、決して病気ではありません。HSPという概念は、アメリカの精神分析医で学者のエレイン・アーロンによって、1996年に提唱されたもので、人を男性と女性というように性別で2つに分けるように、とても敏感なタイプ(HSP)と、 タフなタイプの2つに分けただけのことです。」