カエルの毒でうつや不安を改善


5-methoxy-N, N-dimethyltryptamine (5-MeO-DMT) というカエルの皮膚や毒に含まれている成分で、不安やうつが改善されるという調査結果が示されています。

5-methoxy-N,N-dimethyltryptamine (5-MeO-DMT) used in a naturalistic group setting is associated with unintended improvements in depression and anxiety

5-Meo-DMTの自然主義グループにおける使用でうつ・不安が改善する

5-Meo-DMTはあまり知られていない幻覚作用のある物質で、幻覚と神秘体験をもたらすことが指摘されています。

上記の論文では、構造化されたグループセッション中に5-Meo-DMTを使用した後、どのような精神状態の効果を認めるか調査しています。

結果として回答した362名中、41%がうつ症状、48%が不安症状について診断を受けており、それらの症状のある参加者のうち、うつ症状については80%、不安については79%が症状を改善を報告しています。

以前から、重篤なうつ症状に対処するための方法が、模索されて来ましたが、現在のところ抗うつ薬の点滴や先日ご紹介した点鼻薬等があります。

しかし、強い希死念慮を伴うようなうつ症状に早期に高い効果をあげてくれる方法は乏しいのが現状です。

このような方法の一つとして以前から幻覚剤を工夫して使用するとうつ症状の改善につながることが指摘されており、研究が重ねられてきました。

以前にマジックマッシュルームの論文が出たこともありますが、1日に7時間以上の投与を要し、臨床に応用するには大きな障害が考えられます。その点、5-MeO-DMTは60~90分での作用で、適用範囲がありそうです。

ただし、様々な副作用や作用時間等について精査が必要で、臨床応用にはまだ多くの課題が残されています。

#うつ病 #不安

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