メンタルアプリと個人情報


先日、精神疾患の改善に役立つことを目的とした携帯端末のアプリケーションソフト(メンタルアプリ)の有効性について調べた論文をご紹介しました。常に携帯している利点を生かしたモニタリング機能がついたもの等、効果の高いと考えられるアプリが存在する一方で、医学的・心理学的には根拠がないものも存在することを説明しました。(記事:メンタルアプリの有用性について

今回はメンタルアプリが、どのように個人情報を扱い、その扱い方を適切に開示しているかを調べた研究をご紹介します。

Assessment of the Data Sharing and Privacy Practices of Smartphone Apps for Depression and Smoking Cessation

うつ病や禁煙のためのスマートフォンアプリが行っている、データ共有や個人情報取り扱いに関する評価

うつ病や禁煙のためのスマートフォンアプリのうち、もっとも人気の高い36のソフトが調査の対象となりました。

36のソフトのうち、29ではGoogleやFacebookの提供しているサービスへの情報共有を行っていました。さらにそのうち12のみが、適切と思われる方法(ユーザーの意思を確認できていると推定される方法)で情報提供についての開示を行っていました。

上記のように、多くのメンタルアプリは何らかのかたちでサードパーティと言われる、直接やり取りのない他の組織への情報提供を行っており、個人情報取り扱い指針に書いてある場合でもユーザーが認識しにくい方法になっている等、多くの問題を抱えているようです。

もし、精神症状改善のためのアプリケーションソフトに登録し、個人情報を入力する場合には、それがどのように扱われる可能性があるのか、十分に把握した上で使用する必要がありそうです。

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