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幼稚園時代の行動と将来の収入


自分の子どもにはなるべく幸せになってほしいと思います。

しかし、この「幸せ」というのが何を意味するのか、はっきりとは分かりません。

今日ご紹介する研究では、非常に分かりやすく、長期適応の結果を「収入」で測定しています。

Association Between Childhood Behaviors and Adult Employment Earnings in Canada

カナダのケベック在住の幼稚園児2850人の行動上の特徴と約30年後の収入を調査しました。

結果として、男児においては6歳の不注意と攻撃性/反抗が、30年後の低い収入と関連し、利他的傾向(他者のために貢献しようとする傾向)が高い収入と関連していました。

女児においては、男児ほど明確な差を生む行動指標は少なく、不注意のみが低い収入と関連していました。

論文中では、早期に幼児の不注意や攻撃性/反抗等の特性を認識し、サポートを行うことで適応を改善する試みが勧められています。

実際、利他的な行動については、どのような促進の方法があるのか難しいところですが、不注意や攻撃性については、現在注目されているADHD的な特性と一致します。

何もかも薬物療法で解決を考えるのは身体的負担も大きく、心理社会的な改善方法が求められるように思われました。


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