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発達障害における“補償的方法”がもたらす様々な結果


ある能力の低下に基づき、生活上の支障があったときに、それを補う方法を工夫することを“Compensatory strategies コンペンサトリー・ストラテジー:補償的方法(試訳)”と言います。

例えば、記憶力の低下を補うためにメモや写真等の“外部記憶”やリマインダー機能を用いて、日常生活への支障を軽減することなどが考えられます。

今回は、この「補償的方法」がもたらす結果の様々な側面を質的に分析した研究をご紹介します。

Compensatory strategies below the behavioural surface in autism: a qualitative study

自閉症における行動の裏に隠れた「補償的方法」、その質的研究

ソーシャルメディア等を介して、136人(18歳以上)から回答を得ました。

このうち、58人が正式に診断を受け、その他は自閉的な傾向を意識していても診断を受けていない人たち等でした。