昨日は、魚類等に含まれるEPA等の多価不飽和脂肪酸の摂取がうつ病の補充療法として有益であるという内容を紹介しました。
今日は、実際にどれくらいの魚を摂取すれば良いのかを調べた論文について説明させてください。
日本における、食事中の魚類、n-3多価不飽和脂肪酸摂取とうつ病のリスク
1,181人の高齢者(平均72歳、58.4%が女性)が調査の対象となりました。魚類を摂取する量によって、全体を4つのグループに分けました。
魚類の摂取量が比較的多いブループ(多い方から2番目、1日平均111.1gの魚類)は一番摂取量が少ないグループ(57.2g)と比較してうつ病の発症リスクが半分以下(オッズ比:0.44)となっていました。
ここで注意が必要なのは、一番摂取量が多いグループ(152.6g)ではあまり大きな効果を得ていない点です。
これらの結果より、1日に100g程度の魚類を摂取することが望ましいのではないかと述べています(高齢者対象に限られている試験なので、さらに確認は必要と思われます)。
この結果をみる限りは、摂取量が多ければ多いほど良いという話でもなさそうです。バランスを考えて、比較的多めの油分の多い魚類(イワシ、サンマ、サケ、マス、マグロ、ブリ等)摂取をお勧めしたいと思いました。