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不安関連障害に対する認知行動療法の長期的効果


精神疾患には、症状として不安を中心とするものが多く存在します。全般性不安障害、社交不安障害、パニック障害、強迫性障害、PTSDなどが代表的な例で、様々な対象の違いがありますが、心理的には不安を基調としています。

不安に対しては認知行動療法が有効であることは示されていますが、長期的な効果については、やや証拠に乏しい現状があります。

今回は、不安に関連した精神疾患に関して、認知行動療法の比較的長期の効果を調べた分析(メタアナリシス:複数の研究を集めて、より信頼性の高い結果を得ようとする研究)をご紹介します。

Long-term Outcomes of Cognitive Behavioral Therapy for Anxiety-Related Disorders A Systematic Review and Meta-analysis

不安関連障害に対する認知行動療法の長期的効果

4118人の参加者を含む69のランダム化臨床試験が分析に含まれました。

結果として以下のような内容が示されました。