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◎要約:『自閉スペクトラム症に特徴的な身体的運動がAIによって自動判定できるかもしれない』
今回は、自閉スペクトラム症の子どもの特徴的な身体運動を、AIによってビデオ判定できるかを調べた研究をご紹介します。
自閉スペクトラム症の子どもに関する特徴的な運動の自動解析
Automated Analysis of Stereotypical Movements in Videos of Children With Autism Spectrum Disorder
イスラエルにおける研究で、自閉症スペクトラムの子ども241人(78%男性、平均3.97歳)が対象となりました。
自閉スペクトラム症に認められる身体的運動の判定の基準を学習させたにしたAIによる自動判定と手動での判定を比較しています。
結果として、以下の内容が示されました。
・AIの判定によって、手動判定された運動の92.53%が感知され、正確さ(的中率)は66.82%でした。
・AIによって判定された特徴的運動の数と持続時間は、手動の結果と強い相関を示していました。
判定を行える専門家は非常に不足しており、このような自動判定が可能であれば、診断に大きく寄与できるかもしれないと期待される内容でした。
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