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執筆者の写真もりさわメンタルクリニック

iTMSを用いた神経機能の調整によるうつ病の改善



磁気刺激を用いた治療法にも様々な様式のものがあり、特に短い時間に集中して刺激する方法として「シータバースト法: iTMS」が知られています。


今回は、iTMSを用いたプロトコル(治療計画)の中でも最近注目されているスタンフォードのプロトコル(SNT)の効果を検証した研究をご紹介します。


Stanford Neuromodulation Therapy (SNT): A Double-Blind Randomized Controlled Trial

スタンフォード神経機能調整療法


うつ病に罹患した合計32人を、1日に複数回の刺激を含む集中的なプロトコルであるSNTを受けるグループと、偽刺激のグループに分けて、経過を観察しました。


最も重要視したのは、頻用されるうつ病尺度 Montgomery-Åsberg Depression Rating Scale (MADRS) の4週後の経過で、点数の減少(改善の割合)を比較しました。


結果として、うつ病尺度の減少の割合が、SNT 52.5% vs 偽刺激 11.1%と、SNTで明らかに大きな改善を示していました。


要約:『SNTという集中的な磁気刺激では通常よりも大きな差異でうつ症状の改善を認める可能性がある』


現在承認されている別の方法よりも改善度が大きくなっており、今後さらに効果が検証されることが期待される内容でした。



もりさわメンタルクリニック:https://www.morisawa-mental-clinic.com/

rTMS治療:

YouTubeチャンネル(オンライン講座):https://www.youtube.com/channel/UCd8RS50q_Ol_x82AL9hhziQ

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