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ワクチン同時接種と自閉症の関連

 

1998年にLancetという医学雑誌で指摘されてから、麻疹・ムンプス・風疹(以下MMRと略称)のワクチン同時接種と自閉症との関連について20年間議論がなされてきました。

 

これがワクチン接種拒否の理由となることもあり、公衆衛生上の問題ともなっていました。

 

この点に関してかなり信頼性の高い調査結果が出たのでご紹介したいと思います。

Measles, Mumps, Rubella Vaccination and Autism: A Nationwide Cohort Study

 

デンマークで1999年から2010年に生まれた657,461人の子どもが調査の対象となりました。

 

MMRやその他のワクチン接種の有無や、自閉症の兄弟(姉妹)がいるか、その他の自閉症の危険因子などが調査され、ワクチン接種以外の要素に関する因子の調整がなされて、ワクチン接種の影響が分析されました。

 

結果としてMMRワクチンは自閉症の発症率に影響を与えていないことが示されました。(今回の調査ではその他のワクチンに関しても影響は示唆されませんでした)

 

一時期は自閉症との関連性指摘のため、ワクチン接種への抵抗感が拡大した時期がありました。しかし、今回の大規模な調査で危険性が否定されたことにより、自閉症とワクチン接種をめぐる共通認識に影響が考えられます。

 

一つの危険性が指摘されたときに、過敏に反応するのではなく、証拠の信頼性をじっくりと見極める必要性を感じました。

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