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ザクロジュースで認知機能の低下を改善できる

 

柘榴(ざくろ)のジュースが健康に良いという話は以前からあって、循環器の領域でも注目されてきました。

 

認知機能についてもかなり以前の研究で小さな規模(参加者数28人)ではありますが、1か月間ザクロジュースを飲むことによって、視空間認知の改善と脳の機能的画像での活性化が認められていました。

 

しかし、その研究の規模が小さく短期間であったことより、もっと信頼性をもってこの果物の効果を実証しようという動機が働いたようです。

 

今回ご紹介するのは先日行われたアメリカ老年精神学会年次総会で発表されたザクロジュースに関するより大きな規模の研究です。

 

今度は、261人が参加し、1年間毎日8オンス(250ml程度)のザクロジュースを飲み続けるという長期の試験になりました。

 

結果を確認する方法としてBVMT-Rという視覚による空間認知の関与する検査と、SRTという言葉の想起を行う検査が用いられました。

 

結果としてBVMT-Rのvisual memory learning score(視覚記憶に関する評価点)のみが、ザクロジュースを飲用したグループで14%改善し、飲用しなかったグループ(26%低下)と比較して差が開きました。

 

現在、アルツハイマー型認知症のうちおよそ半数の危険因子として①うつとストレス、②肥満、③高血圧、④糖尿病、⑤身体的低活動、⑥喫煙、⑦低い教育レベルと認知的低活動の7つが挙げられています。

 

以上に加え、遺伝的要因も想定はされていますが、多くのの場合は食生活を含む生活習慣の影響のほうが勝ると考えられています。

 

今回紹介した食品やサプリメントの領域では、薬剤と異なり資金面での問題が大きく、用量による効果の違いなどの詳しい大規模な研究が乏しくなる傾向があります。

 

しかし、副作用が少なく、効果も大きい食品が存在する可能性もあり、今後もこのような手軽な食品での研究がすすむことが望ましいと思われました。

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