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抗不安薬・睡眠薬と流産の危険性

 

以前から不安や不眠の改善に使用されるベンゾジアゼピン系の薬剤の妊娠初期における使用と流産の危険性の関連が指摘されてきました。

 

今回は、特にどのようなタイプのベンゾジアゼピン系薬剤が流産と関連するのかを調べた研究をご紹介します。

 

Association Between Incident Exposure to Benzodiazepines in Early Pregnancy and Risk of Spontaneous Abortion

ベンゾジアゼピン系薬剤への暴露と妊娠初期における流産危険率との関連

 

カナダ(ケベック)の40万人を超える妊娠女性からなる大規模コホート(集団)を対象とした研究で、妊娠初期における1種類以上のベンゾジアゼピン系薬剤の使用歴とその後の経過について調査されました。

 

ベンゾジアゼピン系薬剤は短時間~長時間作用するものがあり、これらの作用時間による分類や特定の薬剤によって危険率に差異があるのか等が検討されました。

 

元々の不安障害や不眠などが流産の危険率を増加させる原因として影響を与えないように調整した結果、作用時間や薬剤の種類によって大きな差異は認められず、ベンゾジアゼピン系薬剤の暴露全体が1.7~1.8倍程度の割合で流産の危険性を上昇させることが分かりました。

 

妊娠初期には精神状態が不安定になることが多く、不安や不眠の頻度が高くなると考えられます。論文中でも指摘されているように、妊娠の可能性がある女性に対するベンゾジアゼピン系薬剤の使用に関して、利益と危険性を考慮したうえで、さらに慎重に処方の必要性を検討する必要性があると考えられました。

 

 

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