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統合失調症の脳内で起こるたんぱく質の変化について

 

統合失調症という病気は様々な特徴をもっていて、その中には一部の統合失調症にしか当てはまらないものもあります。

 

このような特徴の中には遺伝的背景や生化学上の特徴等が含まれており、これらの基礎的なしくみに関わる部分で特徴を異にするならば、それは違う病気であるとも考えられます。

 

以上のようなことから、統合失調症は単一の疾患ではなく、多くのサブグループからなる異なる病気の集合体ではないかと言われることがあります。

 

Increased Protein Insolubility in Brains From a Subset of Patients With Schizophrenia

統合失調症の一部に関する、脳内における不溶性タンパクの増加

 

脳の前頭前野と上部側頭回という領域における不溶性タンパクと可溶性たんぱくの割合に関して、統合失調症と非統合失調症の比較がなされました。

 

結果として、統合失調症では上記の領域における不溶性タンパクの増加とユビキチン化と言われる化学的変化が増加していました。

 

今回見つかったタンパク生成の異常は、神経系の発達と機能に大きな影響を与えることが考えられます。

 

このように、一部の集合であっても、ある疾患の特異的な異常が生化学的に示されることは、疾病の根本に近い仕組みが明らかになることであり、(論文中でも触れられているように)より適切な疾患分類や新しい治療法の開発につながります。

 

特に統合失調症は多くの疾病の集合体である可能性も高く、その一部を一個の独立した疾患として認識し、正しく治療法を考えるためにも、このような特徴の証拠を積み上げる必要性が高いと考えられます。

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